『愛されて』
―――わが恋を人知るらめや しきたへの枕のみこそ知らば知るらめ
あひ見しもまだ見ぬ恋も ほととぎす月に鳴く夜ぞ世に似ざりける―――
物語ノ初メ
月は処暑に入る頃、丑ノ刻は夜八ツだというのに緋袴を穿いた儚げな少女が
―さくり、さくり
と歩いている
大の大人でも薄気味悪がるであろう夜の中を少女は恐れ気もなく歩を進める
空には呆れるほどの星、兎が餅を搗く月、その月明かりの下、少女の影が舞を躍りだす
少女は手にした箒を意中の相手かの様に緩やかな舞の相手にしている
「もう秋蜩も姿を見なくなる頃ね・・・」
ここは何処かの洞の中であろうか、外からの日の光が一切届かぬ所を見ると可也奥深い
処にあるのだろうか、まだ藍蘭島は蒸し暑い日々が続いていると言うのにこの場所は
肌寒いほどだ、そのさらに奥まったところに祭壇のような物が有り、その手前の丸い岩の
中心に紺色の女袴を穿いた少女が寝ている。
ピチョン・・・ピチョン
「ん・・・んんっ・・・あれ、私なんでこんな所に?」
水滴の音で目を覚ました少女がふらつきながらも立ち上がろうとするが
「あいたっ!え?何これ、なんなの?」
少女の両手首と両足首は四方に建つ石柱に縄で括られていた
「ちょっ・・・お姉ぇ様っ!お姉ぇ様でしょ、こんな事するのは!!」
と俄然少女―あやね―は騒ぎ立てる、すると祭壇の陰から悪びれもせずに
「ウフフ・・・流石ねあやね、一瞬で私と分かるなんて、其れとも薬を盛ってる所を見られたかしら?」
「わからいでかぁーーーーーーっ!」
と怒涛の勢いで突っ込みを入れる
「で、お姉ぇ様?これは何の怪しい呪いの儀式なのかしら?」
「あら・・・呪いの儀式だなんて、あやねは私の事をそんな風に思ってたのね」
というと緋袴の少女―まち―は無表情のまま
―――ヨヨヨ
と崩れ落ちる
「少しぐらいは悪びれろーっ!」
「あら酷い」
「それよりお姉ぇ様?この縄早く解いてくれない?こんな寒々しい処に居たら厠が近くなっちゃうわ」
「・・・それは無理」
「へ?」
「だって封を施した私でも、あと暫くは手に負えないほどの封印を施してあるんですもの」
「あんですとぉぉぉぉぉおおっ!?」
あやねの悲痛な突込みが木霊する
「と、取敢えずお姉ぇ様?この妖しくもなければ呪いの儀式でもないお祭りは何なのか
教えてくださるかしら?」
と、あやねが頬を引きつらせながらまちに問いかける
「これはね、魚腸奸艶が人精の法、大陸の房厨術の1つね」
「はぁ・・・房・・・何?」
「早い話が、この結界の中に居る限り、御腹もすかないし喉も渇かない、疲れもしないし精力が
途切れる事もない、一晩中処か一生子作りに費やせる桃源郷の秘儀よ」
「?」
あやねはまるで意味を理解しない、それはそうだろう、子作りの方法すら知らないのだ
「さて、そういう訳だから、時間は無限にあるし久しく堪え性が憑いたあやねを苛める事にするわ」
というと、まちは木箱から撫子色の小さな卵型の粒を取り出した
「さてこれはちかげに作ってもらった自慰玩具、で、この紐をヱレキテル箱に取り付けてと」
「へ?自慰?玩具??ひゃあっ」
唐突にまちがあやねの袴の横隙から手を入れ、あやねの下履をめくり、あやねの秘所にその玩具を
あてがったのだ、その後下穿で玩具を押さえつけ、またあやねは先と変わらぬ態に戻った。
ただ袴の横から撫子色の紐が伸びている事以外は
「はい、テルテルマッチョ君エレキテルスタート」
あやねが目をぱちくりさせてる間に、まちが式神を召還してヱレキテル箱の取っ手を猛回転
させ始める、と
ヴ・・・ブブ・・・ヴヴブ
あやねの秘所の中で卵形の玩具
―ぴんくろうたぁ
が小刻みに振動を始める
「え?何これ、ちょっ、お姉ぇ様・・・あひゃっ、うひゃははは、くすぐったい、くすぐったいってば
うひゃはははははは」
とあやねは身悶えしながら心底擽ったさそうに身をよじる
「まぁ・・・こうなるのはわかってたけどね、あなたねぇ、同じぐらいの年頃の健康な娘は皆、自慰
ぐらいしてるわよ、本当にあやねってば子供なんだから・・・」
「え?自慰?何それ?うひゃっ、あひゃははははははは」
「まぁいいわ、テルテルマッチョ君、ちょっとヱレキテル箱を止めておいて」
まちがそういうと、ぴんくろうたぁの動きも止まり、ようやっとあやねも一息つく
「こんな時の為の魚腸奸艶が人精の法、そしてこの・・・」
とまちが背中に刷いてた箒をクルクルと回しながら凛と構える
「黄代から秋春に名を馳せ姿を消したとされた世界中の権力者が捜し求めるこの妖箒・・・」
まちの表情が恍惚となり声もうわずってゆく
「ぐわんげ様!」
と一際高く名乗りを上げるかのように一喝する
「さて、このぐわんげ様のお力を借りてさらに外様にして外典の神の祝詞を唱えれば・・・」
まちが一心に不可思議な呪文を唱え始めると箒と祭壇から妖しげな光が
ぼぅ
と溢れ始め、その光はあやねの居る岩から岩壁を突き破り天にも伸びよと瞬間激しく伸び上がる
うざ・いぇい うざ・いぇい
いかあ はあ ぶほいーーーいい
らあん・てごす! くとぅるう ふたぐん
(えい! えい! えい!)
らあん・てごす!
らあん・てごす!
らあん・てごす!
まちが大喝すると呪文は終わったらしくあやねのほうへ向き直る
「ひぃっ・・・あふぁっ!お、お姉ぇ様・・・何をしたの?か、体が熱い・・・溶けちゃいそう」
あやねは荒く息をつき、顔を紅潮させ肌寒い程なのに汗をしとどとなく流している
「あひっ、ひぃっ・・・ひゃあぁあ!服が痛い、岩が痛いよお姉ぇ様ぁ」
説明するまでもないが、まちの儀式により、今あやねは女として開花を始めていた
3歳の幼女ですら腰を振り男に精を強請ると言う魚腸奸艶が人精の法である
今始めて敏感になった肌は快感を通り越し痛みをまちに与えていた
「さ、テルテルマッチョ君お願いね」
そういうとまちはぴんくろうたぁの始動を促し・・・
「ひっ・・・あぎゃっ!ひいいっ!いやあぁあぁあああ!ダメっ!だめぇっ!こんなの、あひゃあぁあ!」
まちの中でぴんくろうたぁが小刻みに振動を始めると、まちは陸に上がった生魚のようにびくびくと
身を跳ねる
「ひゃらっ!ひゃらぁっ!何これ!あぐぅぅああぁああ」
まちの目からはとめどなく涙が溢れ出し、突き出された舌は空気を求めて必死に中空を暴れ、今生まれて
初めてまちの中から溢れ出る嬌声を生み出すために口は顎が外れんばかりに開き放しになる、その口からは
涎がとろとろと溢れ出し涙と汗と共に、白絹のような瑞々しいほっぺたをべとべとに染め上げ喉から
鎖骨まで垂れ流れる。
「ひぐっ、あひっ、ひっ、ひゃっ、ひゃあぁあ、これ嫌、これ嫌ぁ、お姉ぇ様、これやめて、これやめてぇ」
あやねは泡と共に涎を振りまきながら必死に哀願する
「あぁ、あやねがこんなに嫌がるの久しぶりだわ・・・いいえ、こんな姿は初めて・・・」
あやねは嬌声をあげながら身を跳ねる、この肌寒い狭い祭壇の中であやねの体からはもうもうと湯気が立ち
この祭壇の中はあっというまにあやねの匂いで充満する
「ひゃぁあっ、あああ!ああああ!あっぁああぁああ、ひぎゅうぅうぅうう!」
ふと見ればあやねの紺色の袴の股間はその色合いを濃くし、明らかに湿っている
それはさもありなむべしや
今あやねを責め立ててる肝心の物はそこにあるのだから
今まで性を知らなかった、ただの筋であったあやねの秘所は、この短時間で女として開花していた
藍蘭島は全ての物資を自給しなければならない、その為であろう、物は大切に使い回される
あやねの下履もそうなのであろう、あやねの体型も小さい時からあまり変わらぬのも相まって
その下履は、随分使い込んでいる物のようであった。
尻の方は随分と擦れ生地も薄くなり、それは普段なら土の匂いがした、股間の部分は黄色く染みが
出来ており、これも普段ならほんのりとあやねの体臭が染み付いていた。
「あぎっ!いやはぁあぁ、こんなのっ、おかし・・・く・・・あひゃあっ!」
その下履も今や秘所から溢れ出る愛液で尻までぐちゃぐちゃに濡れ濡っている
わずかな土の色と鮮やかな黄色の染みを蹂躙するかのごとくとろとろと溢れ出る愛液
その下履きの下で、ほんの数刻までただの筋であった秘所は、今や
―ぱくり、ぱくり
と花開き、奥からとろとろにちゃにちゃと愛液が溢れ出る
あやねの袴の中はもうすでにあやねの愛液の匂いで充満している、衣擦れすらも痛いほどの快感だが
それでも動かさずには居られない太もももすでに愛液で濡れそぼっており、足を組みかえるたびに
ニチャニチャとトロミのある愛液が袴と太ももの間に、愛液の橋を架ける
自らの重量に耐え切れなくなった愛液は、トロリと浮いた太ももから地面へと糸を引くように
垂れ落ちる
「あぁっ!あああっ!お姉ぇ様っ!胸が・・・胸がいたいよぉっ!」
見ればこの時期のせいか薄着をしたあやねの白い上着は汗と飛び散る涙と涎でぐっしょりと濡れ
淡い乳首が透けて見える、普段は陥没気味のその乳首も今や痛いほどに勃起し、その勃起した乳首が
衣擦れを起こすたびに快感を超えた快感にあやねは脳を責め立てられた。
そんなあやねにまちは近づき
「あぁ・・・あやね、可愛いわ、貴方のこんな姿は私だけのもの」
「ひぃっ!いやぁ・・・お姉ぇ様、やめて、肋骨ぐりぐりしないでぇ!」
と甘い声をかけながら、あやねの上着の上から、あまりにも胸が無さ過ぎるため、浮いて見える
アバラ骨を愛おしそうに一本一本、撫でて行く。
「ひゃ ひゃあっ ひんっ あっ あっ、ああっ、お・・・お姉・・・ひゃんっ!お姉ぇ様・・・ぁ はひっ!」
先程まで肌寒い程だったこの洞はすでに蒸し風呂かの如く不快な程蒸し暑かった、それが
この狭い岩洞とは言えたった2人の小柄な少女によってもたらされた物だとは傍から見れば到底
思えないだろうが、しかし、一歩この中に入れば余りに濃密過ぎる汗と体臭、熱く荒く吐き出される
吐息、そして愛液の混じった女の匂いに納得せざるを得ないだろう。
「あら、あやねったらこんなに興奮して、乳首がこんなに腫れ上がってるわよ」
そういうとまちはあやねの服の上から、いまやはっきりと浮かび上がる勃起した乳首を
キュッ
とつねりあげた
「いぎっ!いだ・・・っっ!!いだいいぃ!やめっ やめてお姉ぇ様ぁ!」
「またそんな嘘いって、ほら、あやねの乳首はもっと苛めて欲しいって言ってるわよ」
「はひっ!はあっはあっ あ あ あ ああっ!ダメッ!本当にダメなのお姉ぇ様っ!」
しかしまちは当然そんな言葉には耳を貸さない、それどころかあやねの悲痛な叫びを聞くたびに
小刻みに体を震わし恍惚とした表情を浮かべ、あやねの乳首を服の上からコロコロと転がし
ぷきゅぷきゅと潰すように摘み上げる、その度にあやねは悲鳴をあげ体を跳ね上げる。
「あら失礼ね、私はこんなにあやねの乳首の頼みを聞いてあげてるのにあやねは嘘ばかり・・・
お仕置きが必要ね」
「ひきゃあ!?やめ あぎぃいいい!!乳首やめてっ お姉ぇ様ダメ乳首壊れちゃううううぅぅうう!!」
そう言うやいなや、あやねはあやねの乳首をわざと衣擦れするように今までに無く思いっきり抓りあげた
「はぎっ!ひいぃぃぃい!あぎっ!ああぁあああぁぁぁあぁぁあああぁあっっっ!!」
これでもかと乳首を捻られたあやねは獣の咆哮かの如き叫び声を出し、目からは一層涙を溢れさせ
汗もさらに噴出しすでにあやねの体は、あやねが縛られてる岩棚にたまった汗の池に漬かってるかの
如くである、体からはもうもうと湯気が昇りたち体は七転八倒の如く暴れて両手足を縛ってる縄を軋ませる。
「あ・・・あぁ・・・あやね 可愛いわ、やっぱりあやねは痛がってる顔が一番可愛い・・・」
そんなあやねの姿を見てまちは何度も体を振るわせる、今や興奮しているのが普段は無表情なまちからも
読み取れる、まちも全身に汗をべったりとかき、湯気を立ち上らせている。
―じゅちっ・・・
そんなまちの体の奥底から女の蜜が満ちてくる、まちはあやねの痴態を見るだけで、自らを愛撫する事も無く
性的興奮を高めていた、まちの下履きもすでに愛液で腰周りまでぐっしょりと濡れ下履きでは吸い切れなく
なった愛液がトロリと溢れ、トロトロと太ももを伝わり今や足元に愛液の溜まりを作っている。
「はぁ・・・あ、あ・・・っ 私もこんなの初めて・・・」
自らを慰める事はしなくても流石に興奮を抑えきれないのか、まちは腰を淫猥に揺すりながらあやねの悲鳴に
うっとりと聞きほれる。
思えばこの娘はろくろく自慰もした事がなかった、いや、まちは恐らく体にある性感帯を刺激しただけでは
達する事が出来ないのだ、あれはいつの事だったろうか、あやねをいつもの調子で苛めてた時、幼い
あやねが珍しくも、本気で嫌がり泣き出したとき、まちは性的興奮を覚え、それだけで絶頂に達したのだ。
島の外からの異邦人―行人―の登場に女としての原始的な性的興味は惹かれるが、やはりまちにとって
性的快感を与えるのはあやね以外の何者でもなかった。
「ひっ・・・あっ、あっ、お姉ぇ様ぁ・・・あぁっ、はあぁぁぁああ」
執拗に乳首を攻めていたまちはいつしか、あやねのふくらはぎを優しく揉み解していた
すでに愛液はふくらはぎすらもべとべとに染め上げ、吹き出る汗と混ざりまちが手を触れ離す度に
ニチャニチャとまちの手に絡みつき、糸を引き、美しい粘液の糸の橋を描いた。
「はぁぁあっ、お、姉ぇ様それ・・・それ気持ちいぃ、気持ちいいよぉ」
普段ならただ疲れを癒す優しいマッサージであろうが、今まで快感を通り越し、ただ痛みしか感じてなかった
あやねには天にも昇る愛撫であった、秘所を―ヴヴヴ―と攻め続けるぴんくろうたぁの快楽に、優しい
ふくらはぎの愛撫があやねの脳に蕩ける様な快楽を教える。
「ひゃう・・・っ あ あ あ あ それいいっ、それいいの お姉ぇ様ぁ・・・」
いまやあやねは、ようやく性的な快楽を知りつつあった、その次第に愛液で蹂躙されてゆく、紺袴の下の
すでに愛液を吸い尽くした下履きの下でぴんくろうたぁに攻められながら、あやねの秘所はぱくぱくと
口を閉じ開きしていた、その度に愛液が
シュッ、シュ
と噴出される、所謂潮吹きである、それもすごい勢いである、まさに名器と言わざるを得ないだろう
その噴出される愛液は下履きを濾してすら衰えない勢いで紺袴に叩き付けられ、ますます紺袴はその色合いを
全体的に濃くし、愛液に蹂躙されていく。
「あら、あやねったらこんなにおもらしして・・・」
まちがあやねの紺袴を摘むと汗と愛液に濡れた紺袴は
―ぷじゅり
と汗と愛液の混じり液を溢れさせ、べしょりと重みを増していた。