束縛愛
ニセガイ「ぐうっふっふっふっふう。
我輩は虎巣喪組の組長!
悪のこん源じゃい!」
りき「うそつけ。」
ニセガイ「な、なにぃ?
いきなり何を言うぅ!
ナニを根拠にそげなこつ!」
りき「だって前に会ったぜ。」
ニセガイ「きぃぃぃぃ!
そ、そっちがニセモンじゃい!
我輩が組長なんじゃい!」
「んで、我輩が負けたら、
キミらは安心して国へ帰るの!
いいね? 帰るんだぞ!」
まみ「よくわからないけど、
倒していいことに
かわりはないみたい。」
ニセガイ「さぁ!このニセガイ様の
だまされてギャフン作戦を
うけてみよお!」
発見ロボ工場
オレ達は兵器じゃない
情報屋
M子「組の戦闘員がすくなくても
油断しちゃあダメよ。」
「今までモノにした星の数は、
ざっと1000億個。
フルーツ密輸も収入源よ。」
りき「りきしょう、悪党め!
ゆるせねえ・・
きゃつら、ゆるせねぇ!」
まみ「そこまで大きな組織なのに、
さらに黄金をためて
何をしようというんですか?」
りき「てやんでぃ!
おいしいモン喰ったり、
外車のったりするんでぃ!」
M子「ウワサでは、
お年寄りのための施設を
建ててるとかなんとか。」
りき「ウワサでよかったぜ!
本当だったら、壊滅させたあと
後味わりぃからな。」
コアノフスキー「オーゥ、コニチワー!
ワタシコアノフスキー
イイマース、ヨロシクー。」
りき「くそう、異国情緒
たっぷりじゃねぇか!
おっそろしいヤツでぇ!」
コアノフスキー「アナタタチハ、
チキュウへ、イクデスカー?
チキュウイイトコヨー。」
「トリワケ、ニッポン
イイトコヨー、ホントニ。
ワビサビ、オトコギー。」
りき「よく知ってやがるぜ。
でもくやしくねぇぜ!
くやしくなんかねぇっ!」
まみ「兄さん! くやしいのね?
くやしいのねぇ!」
ここは地獄の23丁目
哀愁
敵機の降る夜
りき「未完成? てやんでぃ!
こんな途中で未完成なヤツが
いるわけねぇ!」
まみ「それじゃあ、あなたは
あとから追加されたって
ことなんですか?」
まみ「危険よ兄さん!
このままでは開発環境が
ばれるわ!」
りき「ゆるせねえ!
初めからいなかったことに
してやるぜ!」
ここは地獄の24丁目
コアノフスキー「マタ、アイマシタネー。
モットモットニッポンノ
オハナシシマショー。」
りき「うるせぇ、日本がなんでぇ!
オレが男星の話をしてやらぁ!
さぁ!聞きやがれぃ!」
コアノフスキー「オー、タベモノ
トテモオイシデスネー。
スシ、テンプラ、ハラキリ。」
「マチモ、キレイヨ。
トーキョー、オーサカ、
キョート、サイパン。」
りき「あー!うるせぇ!
ちっともすごかねぇぜ!」
まみ「兄さん! 行きたいのね?
行きたいのねぇ!」
ここは地獄の25丁目
ゆるせねぇ!
てめぇらみんなゆるせねぇ
情報屋
M子「敵については
もう、わかったかしら?」
「じゃあ今度は
あなた達について
教えてあげちゃうわね。」
りき「うおっ!
いってぇオレ達の
何をしってるんでい?」
M子「あなたの本名は
マキシ・リキ(牧士 力)。
バンガイオーの主役ね。」
りき「今さらそんな設定なんか
言われてもなぁ。
ちいと遅せえ気がすらぁ。」
M子「とことんバカねぇ、
説明書読まない人のために
言ってんじゃない。」
「あなたは、いつも早とちりで
ストレートな性格の、体育会系
江戸っ子気質の少年よ。」
りき「うおっ!
たしかにゲーム上では
はじめて聞いたはなしだぜ。」
M子「父バン(万←まんではない)の
経営している、
民間警察の人員なの。」
りき「へぇ、おやじは
民間警察やってんのか。
知らなかったな。」
「だから正義のために
組からデータ奪って、
コイツを造ったんだな!」
M子「正義のためかどうかは
知らないわ。
そこまで決まってないから。」
ブラックリキ「ふっふっふ。
オレの名はリキ!
バンガイオーのパイロットだ!」
りき「なにぃ!
りきはオレでぃ!
いい加減なこと言うねぃ!」
ブラックリキ「お前がいなくなれば、
オレが本物さぁ!
このブラックリキがなぁ!」
りき「ブラックリキぃ?
まるで黒くねぇじゃねぇか。」
ブラックリキ「いや、
ある部分がものすごく黒い。」
「オレのにくらべたら、
お前のなんか真っ白だな!
ホワイト! ホワイトりき!」
りき「オレのにってのはなんでぇ!
オレのにってのは!」
まみ「でも、兄さんを倒して
良いことがあるのですか?」
ブラックリキ「オレが主人公になった
新しいバンガイオーが
はじまるのさぁ!」
りき「ゲームオーバーになって、
やり直しになるんじゃ
ないか?」
ブラックリキ「それも一理ある。」